地域との密着したイベント・連携事業
阪急交通社の集客力を地域活性につなげてまいります。
観光の新しい可能性、地域"超"密着。長島大陸支店開設。
2016年10月、阪急交通社は鹿児島県長島町と観光振興に関する連携協定を締結し、同11月に九州で7番目の支店「長島大陸支店」を町役場内に開設しました。
長島町は鹿児島県の最北端にあり、主な産業は漁業と農業。観光地としてはほぼ知名度のない、1次産業の人口1万人の小さな町です。
しかし、長島町には日本一の養殖ブリ「鰤王」をはじめ、芋焼酎の「さつま島美人」、ミネラル豊富な「赤土じゃがいも」、温州みかん発祥の地であることなど、隠れた観光コンテンツがたくさんありました。
長島町での観光振興の取組み
そんな長島町の役場の中に支店を開設以降、さまざまなスタッフが実際に長島町を訪問。魅力あるコンテンツ探しのために地元の方々と一緒になってぶりの餌やり体験、生簀フロートの視察、新しい立寄施設の検討など、様々な取組みを継続しています。
定期的に観光会議を現地で開催
役場内の「Nセンター※」を使い、役場の方々だけでなく、地域おこし協力隊や漁協、焼酎会社のはじめ、様々な関係者が集まって定期的に観光会議を開催。どうすればツアーで来たお客様にもっと満足してもらえるかを話し合い、課題を見つけて改善していくという流れを常に行っています。
(※)Nセンター:各地方自治体とドワンゴ、カドカワが開校した「N高等学校」が連携して開校する地域の教育拠点。
実際のツアー集客としては、2015年度は試験的に134名を集客。協定を締結した2016年度は1834名、2017年度は4,420名。2018年度は5,000名の集客を見込んでいます。
取組みから1年で、お客様食事満足度1位に
長島町の最強コンテンツ「鰤王定食」を組み込んだツアーは、2016年度の阪急交通社の全国1000を超える宿泊付き国内ツアーの中で、お客様お食事満足度第1位(91.8点)となりました。
「ツアーの食事は美味しくない」と思われることも多い中、地域の方と連携・改善して作り上げたランチがお客様の評価を頂くことができました。
これからも地域"超"密着により、隠れた観光コンテンツの掘り起こしを進めていきます。